税理士の苦労とやりがいを考える

税理士の苦労とやりがいを考える

事業主さんは自分の仕事についてとても詳しいものです。病院の院長や不動産産業の社長、洋服屋さんの店長や、若くして会社を興して成長している会社の社長もいます。税理士という仕事をしているからこそ、こういった方々からいろんな話を聞くことができます。各方面で活躍する人たちの話はとてもためになりますし、面白くもあります。

また、このような方々との会話ができるように数字の勉強だけでなく、人生勉強はもちろん、歴史の本を読んだりするのも良いようです。税理士と定期的に会うのが面倒だという顧客もいます。また、申告期限が近づいてきても、資料を送ってくれないところもあります。やっと届いたと思ったら1年分の資料だったり。

そういったものを見ながら入力をして、計算をするのですが、それだけだとちょっと虚しさを感じるものです。そしてこうした税理士との関係がうまくいってないところは、赤字だったりします。黒字の会社は、はやく利益を知りたいので、資料を送ってくるのも早いものなのです。また、会社の経費に関しても揉めることがあります。個人の買い物とはっきりと分かるものでも、会社の経費の領収書の中に入っていることが多々あります。それは経費が多いと利益が減って、税金も減るので、そうするわけですが、税理士としては黙って見逃すことはできません。あきらかにおかしいときは確認を取ります。

絶対に違うでしょなんていうふうには聞くことはできません。全部事業のための経費でないことを確認するだけです。そして経費にできないものは、できないということを納得してもらえるように説明していきます。新人の時代は、そういった対応に苦労するものです。先輩に学びながら頑張りましょう。