日本で開発の脱酸素剤同梱包装は世界へ

日本で開発の脱酸素剤同梱包装は世界へ
20世紀後半に日本で開発された脱酸素剤は、鉄粉をベースに食塩塗布といった処理で酸素吸収の効果を高めた結果、密封された包装内の酸素濃度を0.1%以下に抑えることに成功した画期的なものでした。この脱酸素剤は、はじめ生菓子に同梱され効果確認をしたところ、それまでの保存料を使ったものと遜色ないことが認められ、その方法は世界へ広まっていったと言われています。このような脱酸素剤が使われるようになった食品は、いまでは個装された切り餅であったり、農産加工品をはじめ生めんなどにも使われほど拡大し、同梱されていることに気づいた人も多いのではないでしょうか。食品包装とは切っても切れない酸素吸収の方法は、その後も検討が続けられ、使用分野も畜肉や水産といった加工品をはじめ乳製品、お惣菜、健康食品にまで範囲を広げると共に、素材自体の改良開発も続けられています。この事を踏まえた上で、梱包材に興味を持ったという方は次のサイトを参考にしてみて下さい。